論文を書くときに使いたい3つの有名な文章作成テクニック
最近、会社の仕事で後輩が作成した小論文を読む機会が増えているのですが、普段文章を書かない人だと、論文などの長い文章を作るのは大変ですよね。
私も学生時代は文章に苦手意識があったのですが、仕事をしていると、メール・報告書・提案資料など文章を書く機会が多かったので、ライティングに関する本も何冊か読むことで、少しでも文章がわかりやすくなるよう努力してきました。
そこで、今回は普段文章を書かない人でも、明日から使える文章づくりのテクニックを3つほどご紹介していこうと思います。
1. PREP法について知る
文章表現の方法として有名なのはPREP法ですね。最初に結論を述べて、次に理由と事例を挟み、最後に再び結論で締めくくります。PREPというのは、下記の頭文字をとったものとなります。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(事例)
- Point(結論)
もし、理由が2つ、3つある場合は「理由は◯つあります。1つ目は〜(事例)、2つ目は〜(事例)、以上の理由から〜(結論)」というように、理由と事例を往復して文章を組み立てていきます。
PREP法のメリットと具体例を知りたい方は、こちらの記事を読んでみましょう。
2. パラグラフ・ライティングを使って書く
これも文章作成の手法の1つで「共通の内容は1つにまとめて、先頭に結論を置き、そのあとに結論を補う」文の書き方です。
読みづらい文章というのは、延々と前置きが続き、読み手が疲れてくる最後の方にようやく結論が来る構造となっているせいで「で、結局何が言いたいの?」となってしまう事が多いです。
一方パラグラフ・ライティングの手法では、先頭で結論を示しているので、読み手が「これは〇〇についての話なんだな」と理解した上で読み進める事ができ、文章を理解しやすくなります。
こちらも詳しく知りたい方は下記の記事を読んでみましょう。
3. 三段論法を使って文章の論理性を高める
三段論法では前提1「AならばBである」と前提2「BならばCである」という2つの事実から「つまりAはCである」という論証を成立させる方法です。これは聞いた事がある人もいるのではないでしょうか。
これの注意点としては、前提そのものが間違っていた場合には論理が成立しなくなるので、前提に誤りがないか検証のうえで使う必要があります。(当たり前ですが)
詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。
まとめ
これらの他にも文章作成のテクニックは挙げたらキリがありませんが、代表的な上記の3つを意識して文章を書くことができれば、読みやすくて破綻のない文章が作れるはずです。
明日からこれらのテクニックを活用して、読みやすい文章を書いていきましょう!